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主人公×等々力小説


ゲームラストまでのネタバレを含みます。
ゲームをクリア後にご閲覧ください。








回転、投擲、そして飛翔。次いで響いた雄叫びが、風に乗って耳まで届いた。
黒一色の鉄塊はどこまでも飛んでいく。まるで羽でも生えたようだと、そう思った。

雄々しき戦士は腕の力を誇示しながら、なおも吠える。陽の光を浴びて輝くようだった。ギラついた目が、自慢するように当世界を見回した。

目が合った。そんな気がした。



背中にガタガタと五月蝿い音を聞いた。
ああ、そういえば結局最後まで治らなかったな。そんな事を思っているうち、ドアが開いた。ドスンと偉そうな足音が続く。振り返る必要はなかった。手も目も作業を続ける、誰か、など分かりきっていた。
「よーう」
ドンと、肩に来た重い衝撃に小さく呻く。払いのけずに汗の臭いを嗅いだ。そんな格好のまま諭すように返す。
「もうちょっと待ってください、等々力先輩」
「んだよ、先輩に対する態度が最後まで治ねーな、社長」
社長と、そう呼んだ割に尊大な態度で等々力は笑った。
バンバンと頭を叩くと、諦めたようなため息が出た。
精が出るな。お疲れ。
それくらいは言ってやってもよかったか。等々力はほんの少しだけそう思った。今日だけは。
「…今日で最後、だっけか」
「そうですね」
ため息をついた口が、それでも笑っていた。その理由は、そこにあった。この座り慣れた椅子の上、偉ぶられ、叩かれ、話し合うのも、これでやり納めなのだ。
「……なーに感傷的になってんだ」
始まりから、いつもここだった。あの音を聞いて足音に驚いて慌てて、それがずっと二人の関係だった。

「で、何やってんだ」
「資料の再確認です。毎回しっかり処分はしていたんですけどね、…万一の事があっては困りますから」
「なんだよ、信頼出来る奴に任せるんだろ」
「それとこれとは、また別なんです」
ふーんと、興味なさげに等々力は言った。見る気もない文字だらけの紙束を勝手にめくる。他とは違う紙質のものが挟まっていた。つるりとしたその紙を手にとって、さっと目の前に広げてみる。
裸だ。
鍛えあげられた体の選手が、薄い下着一枚で写真に写っていた。まだ初々しい顔だ、笑った口元の皺がこわばって見えた。
懐かしい。等々力は思い出し、そして笑った。柄にない気分になっていた。

「そういやー、惜しい事したなー」
「え」
写真をわざと音立てて広げ、等々力は悪戯小僧のように口を釣り上げていた。何を言わんとしているか、舌が動く前に伝わった。
「オレの写真よ、個人用にでもとっときゃーな」
「………」
馬鹿なこと言わないでください。
何度も等々力を叱ってきたその言葉は、口をついては出なかった。当人は純粋にからかっているだけだ。しかしその言葉は言外に、彼らの関係を語っていた。

持っていても、変ではない関係になった。
互いに全幅の信頼があってこそ、使っていい言葉なのだ。等々力の語ったものは。

「……リスクはいつだってあるんです」
しかしそんな事を許容するには、あまりに等々力の可能性は大きかった。社長と呼ばれた青年は、己の中で決めたルールに準じ語った。
「俺の立場からこんな事は…言えた義理ではないですが、誰か、それこそ顔も知らない人間に見られるかも、…見られていたかもしれなかったですよ」
未だに危機感の薄い等々力に諭すように、突き放すように言った。背中を向けたが、返事は何も返ってこなかった。
怒鳴りでもするかと思っていた。長い話で、聞いてもいなかったのだろうか。
振り返った。等々力の目は、じっと彼を見つめていた。
「ちょっと来いよ」
断ることは出来なかった。
腕が引かれる。ドアががァンと、五月蝿く鳴った。



空は赤くなったばかりだった。影は長く、そして薄い。縦に並んだ二つは重なって、どこまでも伸びていくようだった。

掛け声が遠くに聞こえていた。棟から棟への渡り道、コンクリートの切れ目の道を二人は歩いていた。昼間であればそれなりに人が通る道だ。そこを今、等々力の足はずんずんと進んでいく。ぶんぶんと大袈裟に動く腕は、何も言わせないような迫力があった。

他所から見れば、かつあげか、しごきの直前にも見えるだろう。しかし、その雄々しいその背中にはそんな思考はない。何を考えているか、それはくっきりと透けて見えた。

ギッと半球型の凛々しい目が振り返った。
キィンと金属バッドが白球を打つ音がする。
太い腕が振り子運動を止めた。

「……っ」
筋肉の塊のようなその手が、腰に伸びた。
服を掴んでいる。制止の言葉は間に合わなかった。
「ん…っ」
昼間学生が往来する場所だ。
そこで、等々力はズボンを一気にずり下げた。
中は当然下着一枚、パンツだけだ。
それも普通のものではない。正面から見ればしっかりした布地が股間を隠している。しかしだからこそ、横と尻の異常性が目立って見えた。見事なTバックだ。
鍛え上げた尻を目立たせたデザインだ。会陰部と前立腺を持ち上げるような、いやらしい形だった。

「……まずい、ですよ、こんな」
「う、るせぇな…!」
まずい。こんな所。
その言葉は、却って等々力の中の炎を燃え上がらせた。汗が湧きでる。胸が高鳴る。
「ムラムラ、きたんだよ」
斜め下を睨むような顔で等々力は言った。我慢などできようもなかった。
誰かに見られていたかも、その言葉が、今も強く、等々力の心に突き刺さっていたのだ。
そんな危機から守ってくれたのは誰だ。そんな味を覚えさせたのは誰だ。等々力の視線が動く。真正面を睨みつけた。その顔は火照っていた。

「誰かに、見られますよ」
「おっ………」
二つの顔がずいと近づいた。目と目がギリギリの距離で見つめ合う。上ずった声が上がる。それは安堵の混じった興奮だった
「誰かって、誰だよ…」
息が熱い。半開きの口が閉じて、唾を飲み込んだ。

もっと言ってくれ。
誰が俺を見るんだ。どんな目で見るんだ。どう思うんだ。

「こっちに」
骨盤を掴んでいた等々力の手がぐいと引っ張られた。ほんの少し歩いただけだったのに、その腕はぬるりと濡れている。
「来てください」
素直なものだった。等々力は言われるままに、まるで子供のようについていった。


案内されたのは数十歩先、雑木林に影を隠すような位置だった。なるほどと、等々力は荒く息をしながら、ぼんやりした頭で納得した。ここならば、上からも横からも、ギリギリ見えない「かもれしない」。
……しかしスリルは残っている。むしろここでは、見つかった際、悪ふざけでは済まされない雰囲気が出ている。

ギリギリの境界からは逃げ、しかし羞恥心を煽る位置だった。等々力の股間がギンと、さらに硬くなった。
守られている。
その実感がまた、等々力の力んだ体に汗を垂らした。

「う、あ、やべ、オレのズボン……あっちにおきっぱなしじゃ…ねーか……」
等々力の股間は自分の声に嬲られた。連れられてきたせいで、適当に落とした下半身の衣服が置きっぱなしだ。言い訳が効かない。
「あ、そ、そうですね」
「はぁ…はぁ……オレのチンコ、隠せねーじゃ…ああ…」
「先輩、本当にするんですか?」
「……おめーまさか、オレの言うことが、きけねーってのかよ……」
自分で行った言葉に、等々力はくらくらと目眩がした。
倒錯している。
命令のようだが、その内容は卑猥で、卑屈で、屈折していた。股間をいきり立たせて言うような言葉か。チンコが気持いいと、卑猥に叫びそうになるのを抑えて、等々力はなおも続けた。
「このオレが、おめー、こんなに、頼んでんじゃねーかよ」
腰に手を当てたまま、威張り散らしながら、盛り上がった先端、布地越しにも脈打つのが見える。湿っていた。布地は広いが、内面は極薄だ。恥ずかしい汁が見えている。こんな場所で。

「その下着……」
じっと、正面にある目が等々力の下半身に向いた。
等々力は呻いた。下着は完全にシミだらけ。汁で透けて亀頭が見える。見られている。俺のが見られている。ケツへの食い込みは、あそこからは見えるだろうか。それも見られたかった。
「普段から、こんなの履くようになっちゃったんですか、先輩」
「あ、あああ…」
始まった。
ほんの少し低くなったその声に、等々力は喘ぎで答えた。
「お、おめーが…悪いんだ…オレ、オレがこんな…」
「へ、変態になったのが、ですか?」
「ヘンタ…ッ!」
じんじんと首が痺れた。こんな事まで言われているのに、隠しもせずに等々力は晒していた。陽の光もまだ残った学内で晒していた。

このオレが、このオレがこんなすけべな下着穿いてるなんて…。バレたらいったいどうなるんだ。
「ハァ……おおおっ…」
ああ、勃起が収まらねえ。ますます尻の中へ食い込んできやがる。痛いくらいだ。オレのデカイチンポが、俺のケツを責めてる。キツイ。
「後ろっ、先輩、後ろ向いてください」
言われたかった言葉だった。
等々力は左足を右上に、右足を左下に、ゆっくりと体を回転させた。ついでとばかりに、ほんの少し視線の方へ体を寄せる。
「うぅ!!」
等々力の尻がぐいと、両手で掴みあげられた。
柔らかく弾力がある尻が、強い張りの肌が、荒々しくも優しい愛撫と刺激に翻弄される。
「はぁぁ……!」
性器にはまだどこにも触れられていない。だのに等々力は背骨が軋むほどに興奮していた。腰が少しでも快感をと動く。浅ましく。

見られている。
体の隅の隅まで見られている。
本当の自分を、見られている。
「ど、うだ……」
聞きたくて聞きたくて、等々力はとうとう問いただした。
どれだけ恥ずかしい行為か、どれだけ恥ずかしい事を言われるのか、分かった上での言葉だった。
「えっ、あ、あの、すげえ食い込んでます。こんな小さいの穿いてあんなに威張ってたんですか、先輩っ、こんな、ほとんど尻なんて丸見えですよっ!」
「あぁぁっ、おぉぉっ!そ……そうだ、オレぇ…ぁぁ……オレはああ…っ」

等々力は汗に濡れた上半身に手を掛けた。服が邪魔だ。素っ裸になりたかった。鍛え上げた体をもっと晒したい。アイツの前で全部全部見せたい。体中でこの快感を強めたかった。

脱ごうと、伸ばしたそのその腕に、ぴったりと手が付いていた。抑えつけられた。
「だ、駄目です」
首だけ振り返った等々力を、問答を許さぬ声色が刺した。
「あぁ、でもオレは!ハァ…!オレは!」
「駄目…です……」
「ううう、ああぁ……」
等々力は猛々しいその眉を下げ、声に従った。
『駄目です』の、この言葉は絶対だった。見つかるでも、危ないでも、ばれるでもない。この言葉だけは、特別だった。何度か体を重ねるうち決まった、一種のルールだった。
決して超えてはいけない一線だ。行動も性欲も、放っておけばすぐ一直線へと吶喊する等々力に取り付けたブレーキだった。

「その代わり、ほ、ほら、ここ触ってください」
服を掴んでいた手が再び引かれた。どこへだと聞く前に、等々力の掌は乾いた幹を触っていた。
隣のにあった木だ。

ぞわりと、性感ではない感覚が、鮮やかに体を巡った。
木の臭いで記憶が呼び起こされる。幼い時登った思い出、練習中休んだ記憶、外でこそ触れる日常、等々力のゴツイ指先から、外の感覚が流れこんできた。
「はぁ……、こ、こんな、あぁ…すげ…」
体中の力が抜けていくのを感じた。等々力の体は幹に添えた手で辛うじて立っていた。背が丸くなる。腰が突き出る。恥ずかしい格好になっている。そう思うとますます骨抜きになっていく。なすがままになっちまう。なりたい。
ここが外だと、目を瞑っても知らされる。

「う、お、あっあ…み、見え、そんな近くで……」
振り向くと、グッと突き出した尻の下に顔面があった。
奥の奥まで見られる。
表面だけじゃない。中身もだ。オレのほんとうの姿が見られている。

多くの人に見られたい欲求はなお濃くあった。
しかし、この感情は特別だと、そう感じていた。
奥まで。全部、全部を見られたい。他の誰でもない、こいつにだ。
知られたい。
前立腺の位置から、腸壁の感度まで、猛々しい等々力陸の隠された真実を全て知られたかった。

「おぉぉおお!!」
指をいれられ、等々力はいよいよ快感にとりつかれた。
体の奥から快感が湧き上がる。
普段ならば力が有り余っている程の脚が、ガクガク揺れて不確かに曲がる。腕どころか上半身を幹に擦りつけて、なんとか立っていた。尻だけは見せつづけたいと、歯を食いしばる。
「入れますよ、ここに、ここに俺の…」
「あ、あぁぁ、いいぜ、いいぜ、い、挿れてくれ!奥まで、お、俺の中掻きむしってくれ…!」
尻に熱い感覚が当たる。食い込んでいた紐が横に退けられ、小窓から出し肉棒が先端を突いていた。
首を痛めるほどに回しながら、等々力はじっとその瞬間を見た。

「あ、あぁぁ……あぁぁあ!!」
「うぉ!おぉ!く、くる!くる…!おおおおお!」
ズンと、腰に重く衝撃が走った。二つの声が喘ぎに喘ぐ。

号令か、掛け声か、どこかで声がしている。日はまだ沈まない。そんな中で、二人の体が繋がった。

「はぁーーっ!はぁーっ!」
ギラついた目で、等々力は深く深く息をする。
快感を逃すまいと、ケダモノのように犯される。
「き、気持ちいですか、俺に犯されて、ここで、こんなところで、あぁっ、犯されて感じてるんですか、等々力せんぱっ!せんぱい!」
後ろの声は詰まりながら等々力の羞恥心を煽った。そのたび突かれる等々力がいやらしい声を出す。

不慣れな攻めだった。
それがまた愛おしかった。嬉しかった。
こんな後輩に俺は犯されて、感じているんだ。
こいつはこんなに俺のことを、思っているんだ。

誇らしさすら感じていた。
大衆の前で褒められながら写真を撮られる、あの瞬間より尚、この不慣れな声が等々力の胸を高鳴らせた。

「もっと、もっとくれ…!あぁ、き、気持ちいいい…」
ついに幹すらつかめなくなった。
等々力は崩れ落ち、四足で這って草の匂いを嗅いだ。
本当に獣だ。動物だ。ペットのように倒れてしまう。

「う…お、おおおおお……、おおおおっ!?」
べたりと服をきた上半身に肌の熱を感じた。
すぐ側に体ごと繋がったのだ。不安げに見下ろす顔が上にあった。抱きしめられていた。
肉棒を内側に突き付けられながら、独占するように覆われていた。
等々力の彫刻ばりの肉体に、砕けるような快感がこみ上げた。
きた。
開放の瞬間だった。
この変えられた体の、なによりの快感の瞬間がきたのだ。

「あああ、おおおお、い、く、いくいく、あぁぁ、ケツ、ケツン中が、ああああ」
「先輩っ、俺も、あぁあ、先輩の中に!」
そして等々力は、弾けた。
「はぁ、はぁ、ああああ、ああ!!!」
尻が動く。奥の奥の、さらにおくまで。それこそ貫かれるように尻を突き出し、その衝撃に射精した。
触れてもいない巨根がブラブラと揺れる。
白い精液を地面に撒き散らかした。草にどろどろと吐精した。青い臭いが風に吹かれてここまで届く。たまらなかった。

「おおお、ううう!!」
ずりゅりと、中でガチガチになっていた肉棒が抜き去られた。名残惜しさを心に感じながら、等々力は最後にのこった力を抜いた。全身が地面に落ちる。その瞬間だった。
「ん……」
体は抱き起こされていた。股間以外はどこも柔らかい骨抜きの体を、優しくただ、抱き起こされている。
「…はぁ……はぁ……」
頭まで撫でられている。その汗ばんた指先から、等々力の脳に恥ずかしさと悔しさと、しかしそれ以上の歓びが流れてきた。
「すげえ、きもちよかった……」
少しばかり舌足らずにそう言って、等々力はその厳しい顔を胸へと深く沈めた。


「先輩、服、よかった俺が洗濯しましょうか」
「うっるせーな、今そういう事言うんじゃねーよ」
先まで抱えられていた足で、等々力がガシガシと歩いていた。
夕日は沈んで、ぽつぽつと窓が光っていく。
体は快調だった。草で切ったような感覚もない。本当によくされていたのだと、等々力の体が言っていた。

なあ。
はい。
小さな声で、縦になって歩く二人は会話した。

「お疲れ」
振り向かずに等々力は言った。
そのまま、少しだけ早くなった足で歩いた。

その顔を隠す赤い夕焼けは、もうどこかへと消えていた。


  1. 2012/05/29(火) 22:14:56|
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