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不慣れな主人、不出来な奴隷

のめ、うごけ、やってみせろ。
口先一つ、動かすだけ。
ただそれだけで、常人ならば気を違えそうな屈辱的格好を晒す。嫌がる素振りは弱く、むしろ喜びながら、日に焼けた体を開き、顔を悦楽と戸惑に歪ませる。

叶わぬ初恋の相手、甘酸っぱい響きの関係で終わる筈だった相手は、小さな切っ掛けから転げ落ち、こうして淫猥な姿で床を這っていた。

「周吾」
縄で肉を分けられた逞しい体が、声一つにビクリと震えた。
縛られた男、福山周吾は体から小さく息を吐くと、冷たく固い玄関で、芋虫のように体を捩った。膝立ちになる。
「ウッス…」
薄肌色の体と、褐色の顔、腕。それに絡みつく栗色の縄。三色に彩られた体の中心、肉棒は固く、浅ましく、そして立派なまでにそそり勃っていた。その先端、真っ赤に充血した部位からは、タラタラと透明な汁が垂れていた。
触れられぬもどかしさ。これから与えられるであろう快感。期待と焦燥に夢中になっている顔だった。
「ここが内開きで残念だな」
言いながら工兵は、足の平を周吾の胸へと押し当てた。そのまま軽く押すだけで、大きな体が容易く扉へと押し付けられる。
どしんと、扉の向こう側の空気に音が響いた。
「……そん…な」
「普段はどんな顔してんだ。笑顔で挨拶して、上手くやってるみたいじゃねえか。ええ?……俺は本当はこんな格好させられてチンポおっ勃てる変態なんですって、大声で自己紹介してやればいいじゃねえか」
「あ、は…ぁぁああ!」
怯えるような声ではなかった。薄い扉に背を預け、周吾の顔は恍惚としていた。
ネジの外れたような顔だ。身の千切れるような羞恥を煽る妄想、それに憑かれ、崩れている。

日常と非日常を分ける薄い壁。もしもこの扉が何かの拍子に開いたりしたら。
きっと仰向けで、冷たい床に投げ出される。屋根を避けて通る光に、体がありありと照らされる。縛られた腕では、勃起した陰部を隠す事も出来ない。
笑顔で挨拶してくれる隣人たちは、きっと汚物を見るような目で叫びを上げるだろう。
男に縛られ、足蹴にされ、縛られ、それに悦ぶ自分の姿を。

「…ハァ…ァ…お、お…ひっ…」
「おら、練習だ、さっきの自分で言ってみろよ…」
「う…ァァ…」
胸に喰い込む工兵の足が、妄想に身悶えする周吾を連れ戻す。
「あ、うぅ…。お、俺は…。…ごしゅじ、様…そんな…」
「言えよ、命令だ」
ぐいと、鍛えられた胸ごとに肺を締め付ける。命令。その一言に、周吾の太い眉毛が跳ねた。
「う、うっす…。…お…俺…俺は」
しどろもどろに、途切れつつも声をだす。
「…本当…は…、こんなカッコ、で…チンポ……、…チンポおっ勃てる変態…っす…!どうしようもない変態っす!!」
途切れ途切れなのは最初だけだった。喉に支えていた筈の声は、最後には脚色までして、叫んで繰り返した。
「よくいえたなあ、変態…」
「…ウッス……」
「ご褒美、やろうか?」
言いながら工兵は、素足を周吾の顔面へと持っていった。足の指をぐねぐねと、周吾の目前で蠢かせる。
「…ほ、…ハァ…、欲しい、欲しいっす!ご褒美!ご褒美…欲しいっす!」
白痴のように言葉を繰り返し、周吾が体を縦に揺すった。きかん坊の子供同然だ。玩具の代わりに、快楽を欲しがっている。支配を欲しがっている。チンポをブルブルと震わしている。

「んぅ…む、むぅん」
命令もされていないのに、周吾が工兵の足にむしゃぶりついた。温かい舌が、柔い口内が、固い歯が、精一杯に工兵の足を愛撫する。塞がった口からは「ごほうい」「ほひい、ほひい」とくぐもった声が漏れていた。細い目がうっとりと、愛しげに潤んでいた。
「おらそんなに欲しいなら、くれて、やるよ…!」
「ご褒美!ごほ…おぉ…あぁ…おぉお!!」
弾み悦ぶ肉欲を溜め込んだ場所、周吾の肉棒に工兵の足が打ち下ろされた。僅かな湾曲を利用して、亀頭を、筋を、根元を扱いてやる。
「はっ!ああ…すみませ…すみません!!」
そう鋭敏でもない足の裏にも、周吾の肉棒はとびきり熱い。
(…ほんと、変態だよなぁ…周吾)
足の指、隙間にも周吾の先走りが絡んでいた。とろりとした熱い汁だった。
許して欲しい。その言葉すら快楽を煽る材料としている、真性のド変態だ。
ソープ通いを大声で語るような男だった。帽子を取ってする挨拶の爽やかな青年だった。その彼が隠していた、本当の姿。痴態。それを自分だけが占有している。自由にしている。
たまらない。興奮だった。

「ああ、もっと!もっと…ください…!踏んでください…おはっ…!」
「…っ、あ…たりまえだろ!おら、これが欲しいんだろ、変態野郎!」
「はぁ!ああ…うう、おぉおぉ!ありがとうございます!ああ!」
「足コキがそんなにたまんねェのか!」
「たまんねえっす、ああ、」
腰を回しながら、周吾はドアノブに顔を擦り付けた。舌を突き出し、涎を垂らし、ギリギリのスリルを口で味わう。
おい。
つい声が出そうになった。
あるわけがないのに、万が一扉が開いたらと考えてしまう。工兵の首筋に興奮では済まされない汗が流れた。冷や汗だった。

「な、に…勝手な事してやがんだ!この露出狂が!」
「あ、あ!す、すいません、すいません!でも、ああ、こんなされて…ら!俺…ぇ、おかしくなっちまって…」
「されて、じゃねえよ!テメエで腰擦り付けてんじゃねえか!」
周吾が腰を止めた。無意識だった。快楽に操られ、命じられてもいないことをしてしまった。それ気が付き、顔が青くなる。
「…ああ、すいませ…おれ…、俺…、変態で、すいません……」
「ほんとしょうがねえなお前は…。そうだな、それなら―」
うなだれる周吾を笑い、工兵はごろりと畳に寝転がった。周吾より一段上、柔らかい床の上だ。
「変態は、そうやって足に擦り付けんのが好きなんだろ…おら」
工兵は足だけを周吾に向け、無気力に体の力を抜いた。何もしない。その意思表示だ。
「……う、うっす…。失礼、します…。…っあ、あひ、はひっ…」
周吾は股間を突き出し、膝立ちで工兵の足に肉棒を擦り付けた。
グラインドさせ、前後に動かし、ゆっくり回し、あらゆる手段で肉棒を刺激していく。
何度も何度も。休むことなく。

「そんなに好きか?ん?」
「あひっ、はひぃ…。好きっす…たまん…ないっす…」
全身からは汗が噴き出し、肩と胸とが大きく上下している。縄と筋肉を伝い、ポタリと、粒が落ちて床を濡らした。それでも、腰の動きだけは弱まらない。
「ァ…ァァッ、ごしゅ、様……」
「冗談だよ、そんな顔すんなよ変態」
意地悪く足を遠ざけてみると、周吾が腰を突き出しながら悲しそうに呻いた。足を戻してやると、嬉しげな顔で再び擦り付ける。先より一層淫乱な腰使いで、主人に媚びながら。

「ハッ、は…ひぃ…、ハァ…イィイ…あぁ…」
やがて気持ちのいいポイントを見つけたのか、そこばかりを擦り付けるようになった。声が裏返り、太い腿が痙攣している。
「ハッ、あぁ…ァァ、ハッ…、ごしゅ、ご主人様ぁ…」
「なんだ、イキそうか」
「あ、あい…ハァ、イキ、そ…ハッ…ハァ」
白い蒸気を口から吐きながら、汗まみれの周吾が何度も頷いた。
いかせてください。
言外にねだっていた。
許可がなければ、イッてはいけない。身に刻まれた習慣が、無意識にそうさせていた。
「そうかそうか、足コキでイキそうなのか?」
「う、ウス…」
「足にチンポ擦り付けるってのは、そんなに楽しいのか?周吾」
「は、ハイッ。足に、ハッ、足、足で…俺、コスって…楽し……イ…あぁ…イ、イキ、ァ…駄目…だ、だめだ…あ、イイ゛…イギ…出ちま…アァァ……アァ゛…!!!」
許可はまだ下りていない。イッてはいけない。腰さえ止めればいい筈だ。
しかし快楽に取り憑かれた周吾の腰は止まらず、屈辱的な質問に応えながら、否むしろ、屈辱的だからこそ限界を迎えてしまった。
前後に振れる腰から、溜め込んだザーメンがびゅるびゅると吐き出される。
突き出した腰から勢い良く、工兵の土踏まず、足の指、脛にまで白濁した液が飛び散った。

「あーあー…やっちまったかぁ」
「イィィ…いっ…ひっ…イィ…、アァ…おれぇ……おれぇ…」
力を使い果たした周吾の脚が崩れて折れた。冷たい玄関に、重い音を立てて体が落ちる。
「犬でも『待て』くらい覚えるもんだぞ」
すいません、すいません。小さく掠れた声が、倒れた体から聞こえていた。
工兵が無言で足を差し出すと、上気した顔が上を向いた。懸命に首を伸ばし、周吾が舌を突き出す。当然のように、己の出した精液を、一滴一滴と舐て掃除をする。

抱き起こしてやりたい。
足をくすぐられるような感触。それに耐えながら、工兵は自分の本当の欲求に耐えていた。



つづく
  1. 2010/08/01(日) 17:12:12|
  2. 【二次創作】|
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